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Artist


Serge HODONOU(セルジュ・オドヌ) / メイクアップアーティスト


"COLOR PRECEPTION"

きょうの撮影はいかがでしたか?

素晴らしかった。いい一日になり、いい撮影ができました。チームワークがよく、才能にあふれたチームだったね。モデルは、可愛くて美しく、忍耐強く、信頼感が生まれていました。

カメラマンとは何を話していたのですか?

撮影のエスプリについて。我々が達成しようとするものについて明確にするため、アイディアとテーマが、ヘルメットを使ったシリーズに一致するように、考えを話し合っていました。

今回の撮影で表現しようとしたのは何でしょうか?

まず、美しさ。そして、裕福さです。撮影の対象となった女性は、ヘルメットをかぶってメイクをすると、とても美しく、シック、パワフル、グラムールになります。パリス・ヒルトン(アメリカのモデル、歌手、女優。ヒルトンホテルの創業者一族の令嬢)のようです。

テーマはなんですか?

バイクです。

どんなテクニックを使いましたか?

モダンなポートレートなので、透明で、トレンドな色を使い、ヘルメットとのコントラストを意識しながら色を選びました。多くのパステル色、スカイブルーなどの色を使って、同時に、グラフィック的なイメージも加えました。

色はどのように決めたのですか?

すでに、考えているものがありました。モデルにもよりますし、チームとの関係もありますけれど、迷うことはなくて、周りにある状況から選択をしたカラーです。ヘルメット、背景色、ライト、影、モデルの目の色など。難しいことは全くありませんでした。すでに自分のなかにイメージがありましたから。

あなたにとって、メイクとは?

いい質問だけれど、「女性とは何か」という質問をされたら、答えられないのと同じだな。メイクは、最大の美を実現するためであり、服装に合った顔に価値を出すことであり、自己表現の方法です。ほかの人になるためではなく、気持よく、与えられた役目をよりよく果たすため。自分にとってメイクは、エッセンシャルなもの。女性だけでなく男性もメイクをしますね。ひげをそってクリームをぬるなど。男性にも必要なものですね。

なぜ、メイクアップアーティストを職業に選んだのですか?

自然に。男の子がバイクに夢中になる年齢の時、私は人形と遊んでいました。母親の影響でもありました。彼女は、毛皮、赤い口紅、ダイヤモンドなど美しいものが好きでした。6歳の時に、タマラ・ド・レンピカ(ポーランドの画家)のことを知り、メイクアップアーティストになりたくなったのです。

インスピレーションの源は何ですか?

日常。どんな街に行っても、よく歩き回り、よく観察します。異なる文化のなかで、女性がどのように自己を表現しているか。そして、絵画や映画などからもインスピレーションを得ています。

スペシャル・エレメントに何を選びましたか?

私のフェティッシュ(物神)。なぜなら、これは奇跡的なもので、すでにハリウッドがサイレント映画の時代にはあったものなのですが、フェイス・リフトです。年配の女優で、これを使うとつけているのを忘れさせてくれる不思議なもの。ドキュメンタリーや映画でも使っています。疲れた年配の女性がよく使っているのですが、これをつけてメイクをすると効果的なのです。引っ張るようにつけるだけでいい。私にとっては、リフティングを一日で得ることができるもの。美容整形外科医に支払わなくても、女性を美しくすることができます。実用的に見えないかもしれないけれど、 「美しさは、苦痛をともなうもの」なのです。

ヘルメットを被って、メイクの色合いを討議。

  • Serge HODONOURYUJI / メイクアップアーティスト
  • 1974年パリ生まれ。母はロシア人、父はアフリカのベナン人。幼少期をフランス、ロシア、アフリカで過ごす。現在はパリ、ロンドン、ニューヨークを拠点とし、主にモードと広告の分野で活躍。モデルの年齢、肌のタイプ、文化的特色を的確にとらえ、完璧なメイクを生み出すことで知られている。