ビューティートレンド情報発信ポータルサイト。ビューティーマガジン「H&M PRESS」

twutterfacebook

H&M Press


Artist


井上 祥平 / メイクアップ&ヘアアーティスト


"HAPPY"

PROLOGUE -プロローグ-

向き合う人をき れいにしたい。それに尽きる

中学生のときに、海外のコレクションの映像を流している『ファッション通信』という番組を見たのが、ヘアメイクという仕事に興味を持つようになったきっかけです。

自分なりにいろいろと情報収集をしたところ、ヘアメイクの横山克馬さんのご実家のサロンが隣町にあることを知りました。ご本人もしばしば帰ってきては仕事をされているとのことで、そこに行けば横山さんの技術を見られるかもしれない、何かチャンスが転がっているかもしれないと思い、そのサロンに就職しました。そこでいろいろ教えていただいたり、何度か東京へ行って現場を見せてもらったり。そして、横山さんのアシスタントが辞めたときに「じゃ井上、来てみるか」「はい、行きます!」ということで、1年ほど修行させてもらいました。その後、事情があって一度九州のサロンに戻ったのですが、どうしてもヘアメイクの道をあきらめきれず、再び上京して山本浩未さんに師事しました。

僕自身、アーティストではないという意識がすごくあって、〝ヘアメイクさん〟というポジションが心地いいんです。一つのものを作るときには大勢のスタッフが関わるわけですが、僕もその中の一人であって、けっして主役ではありません。ふだん考えていることもアーティスティックなことというよりは、肌をきれいに見せるにはどうしたらいいんだろう、といったとても地味な技術的なこと。僕が目指しているのは自分の作品を世の中に出すことではなく、自分が向き合う人をきれいにしてあげたい、それに尽きるんです。

─あなたにとってメイクとは?

その人の持っている素材を上げる、いいところを引き出す、そして気持ちもアップさせる、それがメイクの力かなと思います。欠点やコンプレックスを解消することも確かに大切ですが、それよりも肌のきれいな子ならそれを活かしてあげたり、目がキュートな子ならそれをさらに強調してあげたり。そんなふうにいいところを伸ばしてあげるメイクのほうが、その人がより一層輝くと思うんです。

その人が持っている武器をもっとすごい武器に変えてあげよう! そんな気持ちでメイクすることを心がけています。

  • 井上 祥平 / メイクアップ&ヘアアーティスト
  • 福岡県出身。4年間のサロンワークを経て、2003年ヘアメイクアップアーティスト山本浩未氏に師事。2006年フリーランスとして活動開始。現在はnude.に所属し、雑誌、広告の他、数多くの女優・タレント・ミュージシャンのヘアメイクも手掛ける。