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Artist


河野 恵美 / メイクアップ&ヘアアーティスト


"CONTRAST"

CONCEPT -コンセプト-

モノクロームに染まる音色

―今回の作品で表現しようと考えたことは何ですか?

ヘアメイクや色で何かを表現するというよりは、写真の表現方法の一つとして〝音が感じられるものを創りたい〟という思いが原点にありました。

色、トーン、そして赤・白・黒の奏でるインパクト、強めのコントラスト、優しいイメージの強いトーンから形を考えていくうちに、対比となる組み合わせをCONTRASTというテーマで創ってみました。ヘアメイクは3パターンで、一人のモデルによってクリエイトしています。

TECHNIC POINT -テクニックポイント-

―今回のコンセプトを形作る上で重要なテクニックとは何ですか?

モノクロとカラーで対比させた作品は、動きや強さを表現しています。目元は強めの色味のグラデーションで、ハイライトは入れず、ダークブラウンで陰や強さを強調しています。リップはドレスの色味やバックの明るさに映りこむ色を考え、真紅、朱赤、ピンク寄りの赤の3種類を使いました。また、唇だけが浮いてしまわないように、ヘアのシルエットやアイメイクなどとのバランスを重視しました。

今回は最初からモノクロでの撮影を想定していたので、同系色でも明暗のバリエーションを取り揃えたり、ベージュ系のリップでも飛ばない色味を使ったり、立体的に色味を入れたりといった工夫をして、モノクロでも色のグラデーションがきちんと伝わるようなメイクに仕上げています。

最後の作品は、ナチュラルな中にも芯の強さを表現してみました。シンプルなモノトーンの世界で、動きのない静かなポージング、凛とした表情などによって、静けさが感じ取れるような雰囲気を意識しています。バックの白と黒のコントラストと写真の反転により、対比を表現しました。メイクもあまり多色使いはせず、目元の色味もナチュラルなブラウン系でグラデーションをつけています。

コントラスト・トーン
"音"というキーワードからイマジネーションを膨らませ、トーン→コントラストという流れで、具体的な世界観を決めていった。

グラデーション
少ない色味でも繊細かつ効果的なグラデーションを表現するため、ネイビー、ブラウン、ブラックの中でもパール感のあるもの、光沢のあるもの、マットなものなどを豊富に用意した。