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Mika+CHISHIN/ ヘアメイクアップアーティスト


"Untitled"

PROLOGUE -プロローグ-

違う個性が融合するユニットという存在

イギリス在学中、舞台のヘアスタイリング及びスペシャルエフェクトメイクを学び、映画や雑誌にヘアメイクとして携わっていたMikaさん。一方、フリーランスの特殊メイクアーティストとして映画などに関わってきたCHISHINさん。幻想世界を表現した、非現実な作品世界とは裏腹に、お二人とも静かな眼差しが印象的な、穏やかな人だ。ユニットを結成して3年目、共同作業に魅力を感じているという、そもそも、ユニットを組んだきっかけは何だったのだろう。

Mika「ある映画にたまたま二人が関わっていたのが出会いなんです。その後、私が作品づくりについて、CHISHINに相談を持ちかけるようになり、そのうち手伝ってもらうようになって一緒に仕事をするようになりました。」

どのように役割を分担して、クリエーションをしているのかも気になる所だ。

Mika「まず、私がイメージのラフ画を描き、CHISHINがそれを具現化する方法を考えるんです。ラフ画は頭からつま先までトータルで描き、考えの全てが伝わるようにしています。自分ひとりで作るのと違うのは、2人でイメージを共有する難しさでしょうか」。

CHISHIN「準備の段階では、イメージをいかに造形に落とし込むかで悩みますね。自然な人体の延長に見えるように、事前にモデルの型を取ることが多いです。歯科医が歯の型どりに使うのと同じ素材を使って、精密な型を作ります。ここでの作業が雑だと、ぴったりしたものができないんです彫刻の技術も大切で、練習が必要ですね。生身の人間の肌は、透明感があって光りを吸収しやすい。色が出づらいので塗料も工夫していく必要があります。現場でのアートディレクションはMikaの担当ですが、造形の修正は僕が責任を持つところなので、現場で思ったようにいかずヒヤっとすることはしょっちゅうです。対処法が見えてくるようになったのは、多くの現場を経験してきたおかげですね」。

着想の原点となる、Mikaさんのイメージの元はどんなものなのだろう。

Mika「学生の頃イメージしたものが多いんです。その頃具現化できなかったのが、今ならできるんですね。普段ギャラリーに出かけたり、ネットで気になるものを見たら、イメージをストックしておくようにしています。そうすると、あるとき突然、これとこれをつなげると新しいものができる、とひらめきが降って来るんです」。

最後に、二人で創造するメリットを訊ねた。

Mika「精神的にも、二人で創る意味は大きいですね。私はひらめき重視、瞬発力があるタイプで、CHISHINは精密に考えを詰めていく、根気のいる作業が得意なタイプ。創作が困難なとき、私がトーンダウンすると、叱咤激励をされたり(笑)。それはとても励みになりますね。支えられることが数多くあります。現場でも、適確な意見をもらえるありがたい存在です。ひとりのときとは違う、刺激的なクリエーションができるので、このユニットでもっともっと活躍の幅を広げて行きたいと思っています」。

丁寧な作業が独自の世界を作り出す
モデルの頭にフィットするキャップを作ってかぶらせ、髪を丁寧に隠している。鼻にはスキンピースを着けているが、
これも隙間無くフィットさせている。雑さのない、大変細かい作業の連続で作品を仕上げていく。

輝新進気鋭のデザイナー
YUIMA NAKAZATO氏の作品 目を引いた点のひとつが、このYUIMA NAKAZATO氏の作品を取り入れていることだ。
アクセサリーとして発表されたもので、ねじり方により光の反射が多様に変わり、幻想世界に広がりを出している。。

  • Mika+CHISHIN/ ヘアメイクアップアーティスト
  • ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション出身のヘアメイクアップアーティストMikaと、映像作品の特殊メイクアーティストとして活躍するCHISHINが結成した、トリックヘアメイクユニット。アート作品を発表するほか、ハイセンスなファッション誌などでも活躍している。
  • www.mika-chishin.com
    info@mika-chishin.com