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Artist


喜納 祥一郎 / メイクアップ&デジタルヘア アーティスト


"SAKURAぃろ☆BEAUTY"

CONCEPT -コンセプト-

─今回の作品で表現しようと考えたことは何ですか?

テーマは「SAKURA」です。けっこう自然界にあるものから刺激を受けることが多いのですが、桜の花がすごく好きで、日本人としても特別思い入れがあるので、ずっとやってみたかったテーマでした。桜色で全体の統一感を出しつつ、一つひとつの作品はできるだけバリエーションを豊かにして、ページをめくったときの驚きや新鮮さといったことを大切にしました。

最終的な仕上がりは、顔はそのまま残して、ヘアの部分はデジタル処理をして、リアル+アニメーション、ちょっと不思議な世界を表現してみました。僕にとっても初めての試みでしたが、新しいビューティーの表現の仕方を提案していきたいと常々思っていたので、今回チャレンジしてみました。

メイクをする上で肌色には特にこだわっているという喜納さん。限りなくナチュラルなベースメイクがあるからこそ、今回のような繊細なメイクも生きてくる

TECHNIC POINT -テクニックポイント-

─今回のコンセプトを作品に落とし込むうえでの具体的なテクニックを教えてください。

メーキャップ全般に言えることですが、色味を生かすためには黒の使い方が非常に重要なポイントになります。特に今回は桜色という凄く淡い色味なので、黒を効果的に使うことを意識しました。

一つめは目元に桜の花が一輪ポッと咲いたようなイメージに。ネイルにも桜を表現。甘くなり過ぎないよう、あえてエッジの効いたシャープな形にしてすりガラスのようなマットな質感にしています。ネイルや目元の色味が生きるよう、口元は控えめにしました。

二つめは広い範囲に淡い桜色が感じられるよう、透け感のあるネットをベールのように顔に被せました。メイクは今のトレンドを取り入れ、下まつ毛を強調するようにアイラッシュをつけました。リップはかなりビビッドなピンクですが、口元が強くなりすぎないようあえてムラになるようにのせました。

次の作品では、桜の木の下に落ちていた花をふざけて口にくわえている少女のようなイメージで、あどけない子供心を表現できたらと思いました。桜の花を強調するためにメイクはごく控えめにして、目頭のところに花びらが舞い降りたような感じに少しだけ色を入れています。化粧品以外のものをメイクに取り入れて可愛くできないかなぁ〜と、いつもいろいろ素材を探しているのですが、そんな中でずっとやってみたかったビーズを使ったのが最後の作品です。目元は枝垂れ桜のようなデザインにして、首元に桜が満開になったイメージで散りばめてみました。